クリスマスプレゼントの準備

ポール・オースター編『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の一話

「ファミリー・クリスマス」のお話をご存知でしょうか。。

以下はそのお話を少しわたし流にアレンジしたものです。

　シュタイフ家は極めて収入の乏しい家族でした。

　クリスマスにプレゼントなど買う余裕もありません。

　華やかなショーウインドーとは裏腹に

　暗く沈んだ気分で過ごすクリスマスイブなのでした。

　ところが！！！

　翌朝起きてみると、ツリーの木の下に

　なんと！

　プレゼントの箱が山積みされているのです。

　ひとつひとつ開けてみると

　中に入っていたものは

　数ｶ月前に失くし諦めていたオレンジ色のマフラー（ママへのプレゼント）

　風に飛ばされてしまった帽子（長兄へのプレゼント）

　愛犬のスナッキーが片方をくわえていったスリッパ（妹へのプレゼント）　

　誰かに貸したはずのお気に入りＣＤ（パパへのプレゼント）

　家に帰る途中で落とした手袋（長姉へのプレゼント）

　通院先に置き忘れたはずのメガネケース（おばあちゃんへのプレゼント）

　どれもこれも、失くしたことさえすっかり忘れていた物ばかり・・・

　包みを開ける度に、皆で笑い転げたのでした。

　さて・・・

　粋なプレゼントを用意したサンタさんの正体は？

　実は・・・

　末弟が、数ヶ月に亘り、

　失くなっても騒がれないものをコツコツと隠していたのでした。

　ところで

　末弟へのプレゼントは？　

　家族皆からのうれし涙まみれのキッスです♪

さて、

今年の夫へのクリスマスプレゼントは

Ｂ５サイズのリングノートです。

実は・・・

このノートは

夫が備忘録として

大事なことをたくさん書き込んでいたものでした。

それが

どうしたものか・・・

紛失しちゃったのでした。

どこをどう探してもみつからずに

とうとう２年近く経ちました。本人はもう諦めています。

それが、つい２週間程前に

わたし・・・

みつけたのです。

な～んだ、こんなところにこっそり居たの？

というぐらい近くに隠れていました。

そこで、クリスマスも近いことですし

ポール・オースターのあのお話を真似てみようと思いついたわけです♪

丁度良い空箱がありました♪

ラッピングをして・・・

あしたのホームパーティーで渡そうと思っています。

ふふん♪

彼は、いったいいつ見つけたんだ～～～って怒り出すかもしれませんけど

内緒です♪

でも

きっと喜んでくれるはずです。

なにしろ

かなり大切にしていたノート。

重要なことがいっぱい書いてありましたから。